自分の臭いには慣れてしまうものなので、加齢臭に気付かないことの方が普通。
大体の人は他人のニオイには敏感でも、自分の臭いには気付かないものです。
人間には、視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚という「五感」が備わっていますが、
ニオイをかぎ分ける役割を果たしているのは、ご存知のとおり嗅覚です。
しかし、嗅覚には難点があります。
同じニオイをずっとかいでいると、
ニオイに慣れてしまい、嗅覚が鈍ってしまうのです。
タバコをよく吸う人が、
自分の体や衣服についた、タバコのニオイに気が付かないのはこのためです。
自分ではなかなか気が付きづらい加齢臭ですが、
家族や同僚に臭うといわれて、はじめて本人が気が付く場合があります。
こんなときは、とてもショックを受けますよね。
自分では気が付かないうちに加齢臭がして、
周りの人が不快に感じていたと想像しただけで、とても傷つきます。
そこで、ここでは自分で簡単にできる加齢臭のセルフチェックを紹介します。
多くの方が加齢臭を強く感じる場所が耳の後ろです。
この耳の後ろの部分を、軽く指でこすってみてください。
そして、そのこすってみた指先のニオイを嗅いでみてください。
もし、加齢臭特有のニオイである「チーズ」「古本」「ろうそく」などの臭いを感じたら、
それが、あなたの加齢臭です。
頭皮からも加齢臭も強く感じるため、
もし枕のニオイが気になりだしたら、加齢臭かもしれません。
加齢臭を強く感じる部位は、頭部・耳の後ろ・小鼻の脇・わきの下・胸・背中です。
耳の後ろや頭皮のほかに、
着ていたシャツの背中や襟元のニオイを嗅いでみてください。
もしかすると、加齢臭が残っていませんか?
上記の方法で、簡単にセルフチェックすることができますが、
加齢臭が発生しやすい生活習慣かどうかも併せてセルフチェックしてみてください。
タバコは吸っていませんか?運動不足じゃないですか?
過度な飲酒など、不規則な生活が続いていませんか?
食事が肉食に傾いていませんか??
このような生活を続けていると、加齢臭になる可能性が大きいと言えます。
よく間違えられることが多いのですが、体臭と加齢臭ではニオイが異なります。
体臭は汗臭いというニオイであり、
効果的な対策も、加齢臭と体臭では異なる場合もあります。
体臭か加齢臭かを判断し、それぞれに応じたケアをするように心がけましょう。